大阪市の画廊 現代アートギャラリー
お仕事はなんですか?と初対面の人に聞かれた時には
「大阪市で現代アート専門の画廊をしています。」と答えることにしていますが、それに対してよく次のようなコメントを頂きます。
- 現代アートってどんなアートなんですか?
- 画廊に行けば絵を見せてもらえるんですか?
- 専門知識が必要だから難しい仕事ですね。
というものから、
貴方の描いた絵も売っているのですか?(→そんなことはありません。)
- アーティストは気難しい人が多いでしょうからおつき合いが大変ですね。(→そんなこともありません。良識のある魅力的な方が多いです。)
- 絵って売れるんですか?
というものまで、様々です。
画廊は何処にでもあるような業種ではありませんし、美術品を買うこと自体がまだポピュラーなことではありませんので、画廊というと珍しい仕事だと思われるようです。
美術商と言っても様々な種類があります。
洋画、日本画、現代アート、彫刻、等専門分野が種類ごとに異なる場合が多い上、オークションハウスというのもあったりして美術品市場も多様です。
因みにオークションハウスは流通形態からセカンダリーマーケット(第二次品市場、中古品市場)と呼ばれています。また弊社のように現存作家から直接仕入を行う流通市場のことをプライマリーマーケットと呼びます。
また、一口に現代アートと言っても扱っている商品の内容がまったく違う場合もあるので、絵を買いたいと思ってもご自分の欲しい作品を扱っている店を探し当てるのはたやすいことではありません。
それに、探し当てた店が信用出来るかどうかも一番気になる所です。
信用のおける画廊とはどんな画廊でしょうか?
画廊、ギャラリーも店である以上他の店舗と異なるところはなく、一般的に言われている
経験×知識×技術はとても大切な要素です。
そしてもう一つ「センス」が挙げられると思っています。この「センス」は他の業種でも意外に大事なポイントではないかと思われます。
あるアマチュアゴルフのシングルプレイヤーがこんなことを言っていました。
「ゴルフは経験を積めば知識も技術もそしてスコアもある程度まで上がりますが、もうそれ以上うまくならない限界点があります。そしてその限界を超えるのはその人のゴルフセンスです。」
その方が言った限界点のハンデが4だったか6だったかは忘れましたが含蓄のある言葉だったので印象に残っています。
確かにプロ野球、Jリーグ、ファッション商品、美容院、料理店、ドクター等、どの業種でもセンスが重要と分かります。
そこで弊社の考える画廊の価値は(経験)×(知識)×(技術)×(センス)の4要素となります。
「センス」や「好み」は感覚的なものですから買う方との間で合う・合わないがあると思います。