老人向け複合施設のアートワーク~病院編
大阪府郊外の老人向け複合型施設(病院・特別養護老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅)に納入したアートワークの事例を施設ごとにご紹介させて頂きます。
作家は病院に寺田眞理子、中澤慎一、渡辺信子、特別養護老人ホームに荻野丹雪、坪田昌之、白駒一樹、またサービス付き高齢者向け住宅には渡辺信子といずれもシンプルでモダンな抽象作品が選ばれました。
ホテル、マンション共用部、オフィスなどにもよく合いそうな作品たちがそれぞれの施設の空間にマッチしていて利用者や居住者の皆さまにも喜んで頂けていることと思っております。
以前は老人向け施設には具象的な風景画などが多く飾られていましたが、最近はこのような現代アートが主流になってきています。
現代アートが市場に出始めたのは1970年代でそれから約50年も経っていますので、施設の利用者、居住者が当時はまだ20代、30代の若者、もしくは壮年だったことを考えると、このようなアートに馴染んでいた方々も多かったはずですので、抵抗感を持たれずむしろ好んで受け入れてくださっていることも頷ける気がいたします。
このような現代アートは意味を持たない形と色の美しさを表現したアートですので、老人施設にも実はとても適したアートなのだと思っております。
このページでは病院のアートワークを作家別にご紹介いたします。
寺田眞理子
デイコーナーやリハビリテーション室に設置した寺田眞理子(1950年北海道生まれ)のレリーフ作品です。これらの作品は形と色の美しさで究極のミニマルを追求しています。
作家は平面、レリーフ、オブジェなどミニマルな抽象作品を多数発表しています。
中澤愼一
1階通路の庭に面した壁面に沿って設置した中澤愼一(1956 東京生まれ)の作品です。
作家は金、銀、プラチナ等の箔を用いた銅版画、ドローイング、ペインティング等で様々なアートワークを手掛けています。
作品の技法はペインティング(木に岩絵具と箔)です。
渡辺信子
病院のリハビリ室に飾っていただいた渡辺信子(東京都生まれ 相愛女子大学音楽学部器楽学科ピアノ科卒業)のレリーフ(cloth and wood)作品です。
作家は現在大阪とドイツに拠点を置きながら日本、ヨーロッパ、韓国において個展、アートフェアなど精力的に発表を行っています。
現代美術の世界ではシンプルな色と形で表現する手法をミニマルもしくはミニマルアートと呼んでいますが作家の作品は正しくミニマルの極みと言っても良いかもしれません。
シンプルで伸び伸びとした造形が魅力的です。
老人向け施設(病院・特別養護老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅)のアートワークにご興味のある方は下記のURLをご覧の上、何なりとお問い合わせ頂ければと思います。
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