オフィス(企業)の中のアート
オフィス(企業)の中にアートを導入する機運が高まってきているようです。
このブログではオフィス(企業)の中のアートに関する書籍のご紹介とギャラリーファインアートにおける現代アートの販売活動についてお話しさせて頂きます。
オフィス(企業)の中のアートに関する書籍のご紹介
大手広告代理店の電通が「アート・イン・ビジネス」事業を開始したと報じられています。
また、2019年12月には『アート・イン・ビジネス-ビジネスに効くアートの力-』という書籍も発行しています。
この書籍はオフィス(企業)内にアートを導入するということについて明確な問題意識と展望をもって書かれた非常に読みごたえのある本です。
ご興味のある企業様やビジネスパーソン様にも参考になる本だと思いますのでここにご紹介させて頂きます。
(この本の編者は電通美術回路、発行元は有斐閣、価格は2,000円(税別)です。)
この本では、
- アートとは何か、それはどのようなアートを対象にするのか。
- なぜアートがビジネスに必要なのか。
- アートはビジネスにおいてどのような効果があるのか、それはどのようなメカニズムで働くのか。
- アートが取り入れられている企業と、そうでない企業にはどのような違いがあるのか。
- アートがもたらす効果を成果指標(KPI)として把握することはできるのか。
- アートをビジネスに取り入れることに成功した、優れた事例とは何か。
- アートとビジネスの関係は、どのような歴史的変遷をたどってきたのか。
- アートをビジネスの中に取り入れていくプロセスとはどのようなものか。
などの問いに対して一つひとつ検討を重ねていっています。
また、本の最初の部分では、アーティストが作品を作り続けていく活力の源泉、つまり創作の原動力として、4つのアートパワー「問題提起力」「想像力」「実践力」「共創力」を挙げ、これらの力を企業内の各個人が「内在化」することによって、「イノベーション」「ブランディング」「組織活性化」「ヴィジョン構想」という4つのアート効果が期待できると論じています。
なお、「内在化」とは、「取り入れる」とか「自分のものにする」という意味で「アートパワーが私たち個人の思考や感性になんらかの影響を及ぼしている状況」を指していると書かれています。
この著作の他にも、
- 山口周氏の『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』 (光文社新書)
- 秋元雄史氏の『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』(プレジデント社)
等、ビジネスパーソンを対象にしたアートに関する本が書店の棚で目立つようになってきており、企業内にアートを導入する機運が高まりつつあると感じています。
現代アートの販売活動
弊社は1972年創業のギャラリーで、現在は現代アートを専門に取り扱っており 企業(オフィス)にアートを販売する活動も積極的に行っています。
私共は企業内にアートを導入することの効果には二つの側面があると考えています。
一つ目はモダンで快適な空間作りという側面です。企業内の会議室、応接室、役員室、オフィス等の至るところにおしゃれでかっこいいアートを飾ることで、それぞれの空間が(アートがなかった時と比べると)際立って現代的で快適な空間に変わります。
もう一つは企業で働く社員の『意識の啓発』という側面です。社員の方々が日常的にたくさんのアートに触れ社員の間でアートについて話し合う場面がふえることで一人ひとりの意識が啓発される結果、ものの感じ方、考え方が変わり知的生産性が高まることが期待されます。また、シンボルとなるアートを設置することで企業のアイデンティティーを共有できるという効果も期待されます。
企業内にアートを導入することに関心をお持ちの方はこのブログの先頭に記載した弊社のホームページをご覧頂いた上、何なりとご相談ください。御社の状況に合わせて最適なプランをご提案させて頂きます。
また、通販サイトからお好きな作品をお選び頂くことも出来ます。通販サイトは楽天市場内に設けており、作家名、価格帯、サイズ(縦・横)などからも検索出来て便利です。
オフィスの会議室、応接室、役員室などに飾る絵をお探しの方は以下のページも参考になるかと思いますのでご覧ください。
オフイスにアートを飾る~坪田昌之~
https://www.g-fineart.co.jp/blog/123
オフィスに現代アートを飾る
https://www.g-fineart.co.jp/blog/075
オフィスに飾る絵画
https://www.g-fineart.co.jp/blog/022