アートに求められているもの
自宅を新築した、マンションを購入した、また新しいオフィスに移転した、等々の機会に部屋に飾るためのアートを購入したい、というお客様からのご相談を頂く件数が最近多くなってきております。
そのようなお客様のために、私共はアートが空間ともよく調和し、より空間の価値を高めるものであると同時に見る人が作品に触発されて深く感動して頂けるようなアートをご提案し皆さまにお届けしたいといつも願っております。
とりわけ予想もしなかったコロナの時代を迎えすべての人々が不安とストレスと無関係ではいられなくなった昨今におきましては、“おしゃれ”、“かっこいい”、“美しい”というインテリアとしての要素と共に“感動”という精神的な要素がよりアートに求められているように感じています。
現状ではホテル、病院、老人ホーム等のアートワークではFFE(※)に割り当てられる予算の問題もあって、家具や調度品に色合わせしただけのインテリア商品も多く見られますが、この分野におきましても今という時代はより芸術的で人々を感動させる質の高いアートを求めているように感じます。
※FFE:Furniture Fixture and Equipmentの略称で内装仕上工事(クロス・塗装・木工事など)を除いた装飾的な家具・備品・照明器具・カーペット等の工事の総称
20世紀を代表する絵画の巨匠マティスが著書「ある画家のノート」に次のような有名な言葉を残していて、この言葉が現代人が今アートに求めているものを代弁しているように思いますのでここにご紹介させて頂きます。
「私が夢みるのは、不安で苦悩にみちた主題からはなれた、
均衡のある、純粋で、静寂な芸術です。それは文学者であれ、
実業家であれ仕事にたずさわる人々すべてに対して、頭脳の
緩和剤とか鎮静剤といった役割を果たすもの、彼等の肉体的な
疲労をいやす快い肘掛け椅子のような役目を果たす絵画です。」
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