老人向け複合施設のアートワーク~特別養護老人ホーム編
「老人向け複合施設のアートワーク~病院編」に続きまして特養(特別養護老人ホーム)編を投稿させて頂きます。
特養は病院と同じ敷地に建っていて居住者の皆さまが必要に応じて病院のサービスを受けられるようになっています。
特養の1階応接コーナーには荻野丹雪の書の抽象作品、2階喫茶室には坪田昌之の木彫レリーフ、また2階と3階のエレベーターホールには白駒一樹の木レリーフが飾られています。
荻野丹雪
荻野丹雪の作品はブログ(画廊のコラム)にも度々ご紹介しておりますのでご存知の方もおられることと思いますが、書や抽象作品を数多く制作しており個人邸やオフィス、病院、老人施設、マンション共用部などにも数多く納入しています。
これらの作品は施設名の一文字の「悠」と居住者の皆さまに笑いが絶えないようにとの願いを込めて「笑」の文字が作品の中に抽象的に書かれています。
作品サイズはそれぞれ縦40cm×横1m35㎝、フレームサイズ縦55cm×横1m55㎝です。
坪田昌之
坪田昌之の作品もブログも度々ご紹介しておりますが、個人邸のリビング、書斎、玄関、オフィスの会議室、応接室、またホテル、病院、マンション共用部分などいろんなところに数多くお納めしています。
これらの作品は縦14cm×横10cm×厚さ3㎝の作品を白い木製パネルの上に固定させて飾っています。
小さい作品はこのように何点か並べて飾るのも効果的ですし、少し広めの壁面に1点だけ飾るのも(小品でも存在感がありますし厚みもありますので)魅力的な空間になると思います。
白駒一樹
この作家も弊社のブログでもよくご紹介させて頂いております。
白駒一樹も多数のアートワークを行っており病院、老人施設にも良くご利用頂いている作家です。
作家は元々版画家ですがこのような木レリーフも制作しています。
技法的にはまず薄い板に作家の描きたい形を描いたものをレーザーカッターでくり抜きます。次に同じ技法で異なる絵柄の板を5~7枚作成した上で、それらを重ね合わせて一つの作品が完成します。
版画は複数の版を一枚の紙に刷り合わせて一つの作品を完成させますが(版は何度でも使えますので同じ作品を何枚でも制作出来るのが版画の特徴です)、木レリーフの場合は薄い板が5~7枚重なったものが一つの作品になります。複数の版(板)を重ね合わせて一つの作品にするという手法は平面と立体という違いはありますが同じ考え方に基づいています。
これらの作品は縦35cm×横20cm×厚さ3㎝の作品を布を貼った45cm×30cmの木製パネル(台座)の上に固定させて飾っています。
老人向け施設(病院・特別養護老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅)のアートワークにご興味のある方は下記のURLをご覧の上、何なりとお問い合わせ頂ければと思います。
ギャラリーファインアートの納入実績のページはこちらをご覧ください。