病院 アート~ホスピタルモール、スタッフステーション、デイサービス-1/2
病院に飾るアートはホスピタルアートとも呼ばれています。
患者としてあるいは付き添い人として病院を訪れた方々の中には病院のいたるところに美しいアートが飾られているのを見て心が和んだりほっとされたりした経験をお持ちの方も多いと思います。
ここにご紹介する病院のアートワークは大阪府の病院の事例です。納入事例写真をエリア別に2回に分けて掲載させて頂きます。
この稿では一階のホスピタルモール、スタッフステーション、デイサービス・食堂に納入した事例写真をご紹介いたします。(病棟廊下、病室、待合室の事例は次の稿でご紹介させて頂きます。)
これらのエリアは白駒一樹の現代アート作品で統一いたしました。技法はレリーフとモノタイプです。
作家は1962 東京都生まれ 東京造形大学研究生終了で、版画(油性木版)、モノタイプ、木のレリーフ等の作品を病院、老人ホーム、個人邸、オフィス等に多数納入いたしております。
アートは明るく健康的なものが好まれます。とりわけ病院のアートワークの提案にはこのことに留意した作品制作を行い、また設計者の求めるコンセプトにも対応した作品制作を行いました。
ホスピタルモール
■この病院は大きなヒマラヤ杉が群生していた場所の跡地に建てられました。ヒマラヤ杉は病院の建設に伴いやむなく伐採することになったとのことでした。
そこで、設計のご担当者からヒマラヤ杉のことを人々の記憶にとどめること、また病院と利用者様のますますの成長と繁栄を願うことをコンセプトにした作品制作をしてほしいという要望を頂きました。
そのコンセプトを基に作家の白駒一樹がSeed trvellingと題した作品を制作いたしました。小さな苗が一本の木に成長していく様を5つのレリーフ作品で表現しています。
作品:400×650×30mm フレーム:600×850×65mm
スタッフステーション・ニッチ
■ホスピタルモールと同じく3階~5階のスタッフステーションにも白駒一樹のヒマラヤ杉をモチーフにしたレリーフ作品を納入しました。
これらのレリーフ作品は薄い板を5~7枚重ねて一つの作品にしています。複数の版(板)を重ね合わせて一つの作品にするという手法は平面と立体という違いはありますが版画の制作手法と似ていて見る人にある種の不思議さを感じさせます。
なお、作品の色は階ごとのテーマカラーに合わせて制作されています。
作品:300×250×13mm フレーム:500×450mm
■3階~5階のスタッフステーション前のニッチ部分にも薄い板を5~7枚重ねて一つの作品するという同じ手法のレリーフ作品を制作いたしました。これらの作品も階ごとのテーマカラーに合わせて制作しています。
作品:300×750×30mm フレーム:500×950mm
■上記の3作品とは別に4階のニッチ部分に紫色のレリーフ作品を制作いたしました。
作品:250×1100×30mm フレーム:400×1300×65mm
デイサービス・食堂
■これらの3作品は3階~5階のデイサービス・食堂に納入したモノプリントの作品です。
モノプリントは版画の一種ですが通常版画が同じ作品を複数枚数制作するのに対して、モノプリントは1点しか摺りません。なおこれらの作品も階ごとのテーマカラーに合わせた作品制作を行っています。
生命力に満ちた明るく健康的な作品が病院のデイサービス・食堂によくマッチしています。
作品:400×1100mm フレーム:600×1300mm
白駒一樹の作品をもっとご覧になりたい方は弊社ホームページの下記の白駒一樹のページをご覧ください。
https://www.g-fineart.co.jp/artist/index2.cgi?SRK
また、弊社ホームページの納入実績のページには他の取扱作家の作品も多数掲載しておりますので病院に飾るアートの提案をご希望の方は下記のページをご覧の上、お問い合わせフォームから何なりとお問い合わせください。
https://www.g-fineart.co.jp/case/index.html