作家略歴

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中澤愼一

中澤愼一は金、銀、プラチナ等の箔を用いた銅版画、ドローイング、ペインティング等で様々なアートワークを手掛けています。

略歴

1956 東京生まれ
1975 銅版画を始める
1979 立教大学文学部史学科卒業

個展

1987 ギャラリー青山 (青山)
1988 アクタス アートギャラリー (新宿)
1990 ジェイ・ワン ギャラリー (代々木)
1991 ギャラリー夏彦 (青山)
1992 ゆう画廊 <以後 '94 '95> (銀座)
1993 ギャラリー219 <以後 '95> (中目黒)
1994 ギャラリー プチ・フォルム <以後 '95 '98> (大阪)
1995 ギャラリー アートワークス (三島)
1996 トールマン・コレクション <以後 '97> (浜松町)
1997 ジェイ・ワン アートクラブ (青山)
  トールマン・コレクション・シンガポール (シンガポール)

グループ展

1978 日本版画協会展 <以後 '79>
1983 国際ミニチュア展 (ニューヨーク) <以後 '85>
1984 国際メゾチント展 (フィラデルフィア)
  版画期待の新人作家大賞展 <以後 '85>
1985 セントラル版画大賞展
1986 国際版画展 (アメリカ) <以後 '88>
  国際グラフィクトリエンナーレ フレシェン (ドイツ)
  CWAJ版画展 <以後毎年>
1992 国際舞台に立つ日本の版画家 六人展 (有楽町 阪急)
1994 日本の版画 今・昔 (和光ホール)
  現代日本版画展 (エジプト)
1997 篠田桃紅・中澤愼一 二人展 (フィリピン)
1999 花火-未来へ輝く閃光 版画家百人/版画百点 (草月会館)

パブリック
コレクション

シンシナティ美術館 (アメリカ)
ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館 (オーストラリア)
ロックフェラー財団 (アメリカ)

作家の言葉

桃山から江戸時代初期の日本絵画(屏風・襖絵)が持っていた「独自の空間性」を回復できないか、というのが私の制作の出発点でした。しかし、具体的にはどう「独自」なのか皆目検討がつかない中、俵屋宗達を師と仰ぐことでここまで試行錯誤してこれたように思います。
「独自の空間性」とは、言い換えれば「色・形・テクスチャーによる多元的空間」ということになります。現在、私はまだその「多元的空間」に至る道の半ばですが、遠くにはっきりゴールは見えています。