寺田眞理子
【作品についての考え】
作風は抽象です。ミニマル志向が強いのですが決して禁欲的ではありません。形態は、主に平面、あるいはオブジェです。手法としては、コラージュ、レリーフ、アッサンブラージュ等です。部分的に、ドローイングやエッチング、他に糸等による縫いもあります。最近てがけている物に、蜜蝋クレヨンによる、ドローイングの小品があります。画材は、所謂「ミクストメディア」で、水彩、クレヨン、パステル、アクリル、岩絵具など多岐に渡り、引用する素材も紙から金属まで、様々です。
【作品についての説明】
日常的な属性である、色や形、分量や質感の、絶え間ない記号化、が私の物作りの方法です。あるいは、関係性(ストーリー)の排除、又は転換とも言えます。しかし、「瞬間の詩」を作り出す為、あらゆる戦術を使ったとしても、結果的にその痕跡を感じさせたくありません。アートの無い生活は、哲学の無い人生の様なものです。
つまり、アートは、現実を統合する「機能」を持つと考えます。どの様に、機能させるとしても、ある種の「気分」が、不可欠でしょう。私が目指すのは、「簡素な豊さ」です。最小限、作品を構成するのは、骨格としての「スタイル」と、現代に生きる「スピリット」です。(寺田眞理子)
略歴
1950 北海道生まれ |
個展、参加展多数 |
関西を中心に活動し、広島、長野でも個展を開催 |
作品の種類
作品の形態
作品の手法
作品の画材
ミクストメディア:水彩・アクリル絵具・パステル・インク・岩絵具 |